2010年5月23日 (日)

まんが増田俊男ばなし「ほらふきじいさん」

まんが日本昔ばなし 「ほらふき和尚」
http://www.youtube.com/watch?v=tCjVLVOBWXI&feature=player_embedded

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2009年5月25日 (月)

〔復刻版〕童話の教訓⑤ ヒツジ飼いのおじいさんと海

やせおとろえた1000匹のヒツジを村にすてて、南の島へにげてきたヒツジ飼いのおじいさんは、海岸で数匹のヒツジに草を食べさせていました。

草を食べていたのは、村からおじいさんに会いにきたヒツジの家族です。

村にのこされたほとんどのヒツジたちは、自分がだまされていたことにも気づかないまま、飢えと寒さにたおれていきました。ほかのみんなが、飢え死にしそうになってもおじいさんのお話をききたがっていたので、ヒツジの家族も、自分たちがだまされていたことに気がつかなかったのです。

遠い南の島まで、おじいさんに会いにやってきたヒツジの家族は、広野(こうや)にぽつんと建った一軒家(いっけんや)に泊めてもらい、天にものぼる気分になっていました。自分たちだけが、そんけいするおじいさんから、とくべつなヒツジのようにあつかわれたことが、うれしくてたまらなかったのです。一軒家の建つ、ぺんぺん草もはえない荒れた土地が、ヒツジの家族の目には楽園(らくえん)のようにうつりました。

ヒツジの家族は、おじいさんに、たくさんのおくりものをしました。自分たちのからだをつつんでいた毛を売り、つくったわずかなお金も、おじいさんにぜんぶあげました。

「ありがとう、ヒツジさん。未開拓地(フロンティア)の1号(ワン)倉庫(そうこ)にしまってあるカブも、もうすぐ市場(いちば)で売れるようになるんだ。いま、すぐにカブを売りたいとさわぐやつらは、みんなバカな犯罪者(はんざいしゃ)だ。そんなやつらのカブは、売れないようにしてやる。わたしを信じてくれるあなたたちは利口なんだよ。わたしは、みんなのためにがんばっているんだ。それを妨害(ぼうがい)するやつはゆるさない」

胸をはっていうおじいさんをみて、ヒツジの家族は、ますますおじいさんをそんけいしました。

おじいさんは、米の国でネズミを使っておおもうけしたことがあります。だまされる者は、なんどでもだまされることを知っていました。ヒツジの家族に笑顔をみせながら、おなかのなかでは、あくどいたくらみをしていました。

「もらうものをもらったから、てきとうなことをいって、ヒツジをさっさと村へおいかえそう。いや、まてよ。このヒツジたちは、羊毛もお金もなくなったけど、ふとらせてから肉屋に売ればいい。そうすれば、いいお金になるにちがいない。うん、それはいいかんがえだ。エサなら、海岸にタダでいっぱいはえている」

こうしてヒツジの家族は、村へはかえらず、おじいさんに飼ってもらうことになったのでした。

あたたかい南の島でそだった草をおなかいっぱいたべて、ヒツジの家族はしあわせいっぱいです。おじいさんは、ヒツジがふとるのをたのしみにしながら、波もないおだやかな海をながめていました。

「ヒツジを飼うよりも、船をつかって商売をするほうが、もうかりそうだな」

お金もうけのアイデアがうかんだおじいさんは、ヒツジの家族をうり、そのお金でコーヒーの豆をかって、船につんで海に出ました。

ところが、すぐにはげしい嵐がおこりました。船がしずみかけたので、積み荷のコーヒーの豆をぜんぶ海にすて、空の船でなんとかたすかりました。

いのちはたすかりましたが、おじいさんは無一文(むいちもん)です。村から、もってにげてきたお金はとっくに、ぜいたくをして使いはたしていました。一軒家の建

ったひろい土地も、抵当(ていとう)にいれて、たくさんのお金をかりていました。島は、米の国の領土(りょうど)です。飢饉(ききん)のせいで土地は高い値ではうれず、うっても、おじいさんには借金しかのこらなかったのです。

船がしずんでから、だいぶたったある日、身なりのいい紳士(しんし)が海辺にやってきました。

「ああ、なんとおだやかな、いい海だろう」

海をながめていた紳士のクツをみてから、おじいさんがいいました。

「そうでしょう、おだやかな、いい海でしょう。この海なら、船はぜったいにしずみません。わたしは、船でコーヒーの豆をはこぶ商売をかんがえているんです。ぜったいに、もうかります。どうです、わたしに投資(とうし)してみませんか」

おしまい


このお話は、イソップ物語の「ヒツジ飼いと海」を下敷きにしています。オリジナルのお話は、音声でお聴きください。


亜姫の朗読☆イソップ童話「ヒツジ飼いと海」

http://dl.caspeee.jp/a/ak/aki/akihime/k/k05Ev9RIMc/k05Ev9RIMc.N.1.mp3.mp3


原話は、不幸なできごとが、人間にとってよい戒めになる、ということを教えています。しかし、なんどおなじめにあっても、懲りない者もいる、というのが今回のお

話の教訓です。0000077427

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2009年5月24日 (日)

〔復刻版〕童話の教訓④ バブルとおじいさん

おてんとうさまから名前をもらった小さな村に、ヒツジ飼いのおじいさんがいました。

おじいさんは、自分が飼っていた27匹のヒツジたちを集めて、ホラを吹くことが大好きでした。いつもいつも得意げな顔で、おじいさんはツバを飛ばしながら、おおきな声でしゃべります。

「たいへんだ! もうすぐバブルがくるぞ! 買ったカブが何十倍にも値上がりするぞ! 土地が高く売れるぞ!」

村人たちは、だれもおどろきませんでした。おじいさんのお話が、ウソだと知っていたからです。

それでもヒツジたちは、おじいさんのお話をきいて、おおよろこびしました。もうかれば、わけまえをくれて、おいしいものをたくさん食べさせてくれると信じたからです。

ヒツジたちは、おじいさんがカブや土地を買うお金のために、自分のからだをつつんでいた毛をすすんで、さしだしました。おじいさんは、ヒツジたちがみついでくれた羊毛(ようもう)を高く売って、みるみるうちにお金持ちになりました。

おじいさんは調子に乗って、ホラを吹く声がますます大きくなっていきます。

「もうすぐバブルがくるぞ! 買ったカブが何十倍にも値上がりするぞ! 土地が高く売れるぞ!」

村人たちはもちろん、だれもおどろきません。「またホラを吹いている」といって、おじいさんをつめたい目で見るだけでした。

しかし、ヒツジたちは目をキラキラとかがやかせて、おじいさんのお話にききいります。そして、おじいさんのお話にひかれたヒツジが、よそから集まってきて、あっというまに1000匹ほどになりました。村で一番のヒツジ飼いになったおじいさんは大きなお城に住み、おいしいものをたくさん食べ、高いお酒を飲んで、ぜいたくな暮らしをしました。

からだの毛をさしだし、裸になったヒツジは寒さにこごえながら、それでもおじいさんのお話をうれしそうにききました。

「もうすぐバブルがくるぞ! 買ったカブが何十倍にも値上がりするぞ! 土地が高く売れるぞ!」

いつも、おなじお話ばかりでしたが、ヒツジたちはおじいさんのお話をきくと、寒さをわすれて元気になれました。もうすぐ、あたたかくて、おしいものをたくさん食べることができると思ったからです。

おじいさんのお話は、何十回、何百回とくりかえされました。ヒツジたちは寒さと飢えで、やせおとろえていきます。一度か二度は、おいしいものを食べさせてもらったことがあるからです。いまがまんして、おじいさんについていけば、もっとおいしいものが食べられるんだ。そんなふうにヒツジたちは信じて、夢を見つづけていたのです。

ほとんどの村人は、知らない顔をしていました。でも、なかには、ヒツジたちがやせおとろえていくのを見かねて、忠告をしてあげる村人もいました。

「きみたちは、おじいさんにだまされているんだよ。飢え死にしないうちに、はやく逃げたほうがいいよ」

でも、ヒツジは村人のコトバに耳を貸そうとはしませんでした。きかないどころか、おじいさんに告げ口をするヒツジもいました。

「村の人が、おじいさんの悪口を言っていましたよ」

おじいさんは、ものすごいいきおいで怒りました。

「村のやつらは、みんなウソツキだ! とんでもない悪党(あくとう)なんだ。あいつらは犯罪容疑者(はんざいようぎしゃ)なんだ! そんなやつらのウソに、だまされるな。カブが値上がりして、土地が高く売れて、きみたちがもうけることがおもしろくないから、ウソをついているにきまっている」

ほとんどのヒツジは、おじいさんの言うことを信じて、村人を憎みました。でも、すこしでしたが、おしいさんのほうがウソをついているのかもしれないと、うたがいはじめたヒツジもいました。

あわてたおじいさんはヒツジたちにはナイショで、こわいオオカミにお金をわたし、本当のことを言った村人をおどさせて、だまらせたのです。ペンを使ってヒツジたちに警告(けいこく)しようとした村人を、おじいさんはブラックジャーナリストと呼び、おじいさんが飼っていたキツネが高いお金をもらって裁判所(さいばんしょ)に訴えました。

おじいさんは、ヒツジたちを集めて、おおきな声で叫びました。

「ほら、みてみろ。悪いやつだから、裁判所に訴えたんだ。もうすぐ、あいつはウソをついた罪をさばかれることになる」

ヒツジたちは、おじいさんの言うことを信じて、ブラックジャーナリストを村一番の悪人だと信じこんだのです。

おじいさんのもとへ、ヒツジたちが集まってから、いつしか10年もの月日が流れていました。いつまで待っても、おじいさんはカブや土地を売りません。自分だけがおいしいものを食べて、ぜいたくな暮らしをしているのに、裸にされたヒツジは寒さと、ひもじさにたえるしかありませんでした。それでも、おじいさんのお話は、いつもと変わりません。

「もうすぐバブルがくるぞ! 買ったカブが何十倍にも値上がりするぞ! 土地が高く売れるぞ!」

しかし、やって来たのはバブルではなく、米の国からひろがった飢饉(ききん)でした。牧草は枯れ、ヒツジは食べるものもなくなり、寒さと飢えに苦しみました。おじいさんが、預かってくれていたカブや土地は、どうなったのでしょうか。

牧場と未開拓地(フロンティア)との境に、おじいさんが持っていた1号(ワン)倉庫の中には、二束三文で買った見せかけのカブの山がありました。でもカブは、とっくにぜんぶ腐っていたのです。そのカブを売った、かの国の商人も、買いもどしてはくれません。

おじいさんが、どこかの国の大統領(だいとうりょう)や大金持ちが高く買ってくれると言っていた土地も、小さな一軒の家が建っているだけで、ぺんぺん草も生えないような荒地でした。

だまされたことに気がつき、怒りだしたヒツジもいました。しかし、おじいさんは、すでに村からいなくなっていました。あたたかい南の島のビーチで、おいしいものをたらふく食べ、高いお酒を浴びるように飲み、みにくくせり出したおなかをさすりながら、のんびりと暮らしていたのです。

そして、村にとり残されたヒツジたちは寒さと飢えにたえきれなくなり、おじいさんからあたえられた夢を見ながら1匹、2匹と倒れていったのでした。

おしまい


このお話は、だれでも知っているイソップ物語の「オオカミと少年」を下敷きにしています。

オリジナルのお話は、音声でお聴きください。

亜姫の朗読☆イソップ童話「オオカミが来た!!(オオカミと少年)」
http://www.voiceblog.jp/onokuboaki/595829.html


原話は、「ウソツキはたとえ本当のことをいっても、だれも信じてくれない」ことを教えています。しかし、「あばたもえくぼ」の状態になってしまうと、ウソも「目からウロコ」と思えて、他人の忠告に耳も傾けなくなってしまう、というのが今回のお話の教訓です。

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童話の教訓③ ヘルメスの軍とおてんとさまの国の人

ヘルメスという神さまが、1台の車にウソやペテンやサギをまんさいして世界じゅうをまわり、各国に少しずつくばっていました。

おてんとさま国に、さしかかったときのことです。ヘルメスの車がこわれてしまいました。

すると、おてんとさま国の人たちは、積み荷が高価な品物であるとおもいこんで、残らずぬすんでしまったのです。

それから、おてんとさま国の人は、ペテンの国となりました。その国民は、どこの国の民よりもウソツキでペテン師。彼らの舌は、真実をかたることがない。といわれるようになりましたとさ。

おしまい


このお話は、イソップ物語の「ヘルメスの軍とアラブ人」というお話を下敷きにしています。原題のとおり、原話ではヘルメスからウソやペテン、サギを盗んだのはアラブ人とされています。ギリシャ時代の差別的な偏見で、原話に学ぶべきところはないように思います。でも、「類(るい)は友を呼ぶ」や「朱(しゅ)にまじわれば赤くなる」、「郷(ごう)に入れば郷にしたがえ」などのことわざもあります。夫がウソツキなら、その妻もウソツキ。王さまがペテン師なら、その家来もペテン師になることは、おおいにありうる、というのが今回のお話の教訓といたしましょう。

ペテン師の王さまにつかえる家来や使いの者が、「もうすぐお金をかえします」とか「誠意ある回答をします」などと言っても、けっして信じてはいけません。


イソップ物語には「ペテン師」というお話もあります。これは、原話のままご紹介します。


ペテン師がある人にいいました。

「アポロン神のおつげなんて、うそだよ。ぼくがその証拠(しょうこ)をみせてやる」

その約束の日がきました。ペテン師は、1羽のスズメをつかまえると、マントの下にかくし、アポロン神のいる神殿(しんでん)へいきました。

神さまの像の前に立って、ペテン師はいいました。

「わたしが、いまこの手ににぎっているものは、生きものですか? それとも命のないものですか?」

もし神さまが「命のないものだ」と答えたら、生きているスズメを見せればいいし、もし神さまが「生きものだ」と答えたら、スズメを手でしめ殺してから、出してみせようと思っていたのです。

しかし神さまは、このペテン師のわるだくみが、よくわかっていました。

「やめろ、ふとどきもの! おまえの手の中にあるものは、おまえが勝手に生かしたり殺したりできるものではないか」

おしまい


このお話しは、神さまをだますことは決してできないということをおしえています。「あとだし」は、ギリシャ神話の時代から、ペテン師がつかう手口(てぐち)として知られていたわけです。そんな子供だましの手口は、神さまでなくても見ぬけると思うのですが…。0000077336

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2009年5月21日 (木)

〔復刻版〕童話の教訓② キツネとネコ

〔復刻版〕童話の教訓② キツネとネコ


イソップ物語の「ずるいキツネ」のお話では、ネコはだまされて、ずるがしこいキツネがトクをしました。

「正直者はバカをみる」といいますが、ずるくて要領よく立ちまわれる者が、かならずしもトクをするわけではありません。世のなかには、因果の道理というものがあります。悪を行えば、悪果が返るもの。それを「悪因悪果」といいます。ずるい者は一時的にはトクをすることはあっても、いずれは調子に乗りすぎて墓穴を掘るものです。

グリム童話には、ずるがしこくて、うぬぼれたキツネがソンをするお話があります。


ある森の中で、ネコはキツネとバッタリ出会いました。ネコはニコニコしながら、キツネに話しかけます。

「こんにちは、キツネさん。このごろ獲物(えもの)がすくなくなって、狩りがやりにくくなりましたね。でもキツネさんは頭がいいから、どんなときでもうまくやっていらっしゃるんでしょうね」

するとキツネは、めんどくさそうに返事をしました。

「ぼくがうまくやっているかだって? きみは、どんなやりかたを知っているの?」

「わたしは、イヌから逃げる方法をたったひとつしか知らないんです」

「どんな?」

ネコは、はずかしそうに答えました。

「もし、イヌが追いかけてきたら、すぐ木に登る。それだけです」

「へー、それだけ」

キツネは、ネコをばかにしたように言います。

「ぼくは、百よりも、たくさんの逃げ方を知ってるよ。それから、相手をワナに引っかける技もね。みんなぼくの知恵袋(ちえぶくろ)の中に入っているんだ。あわれなネコくん、ひとつ教えてあげようか?」

キツネが得意(とくい)になって、夢中(むちゅう)でしゃべっているときです。イヌを4匹つれた狩人が、すぐそばまで来ました。

ネコは、すばやく木にのぼりました。これで安心、木の枝や葉っぱがネコをスッポリとおおいかくしてくれます。

「キツネさん、はやく知恵の袋を開けなきゃ!」

ネコが言ったときにはもう遅く、キツネはつかまってしまいました。

「キツネさんどうして? 百以上のやり方を知っているのに。あっ、そうか。どのやり方にするのかまよっているうちに、つかまってしまったんだ。わたしは、ひとつしか逃げ方を知らなくて助かったよ」

ネコは、ホッとため息をつきましたとさ。


文字を読むのがめんどうくさいという人は、下のリンクをクリックしてください。原話が聴けます。
http://db4.voiceblog.jp/data/hukumusu/1235254040.mp3


ここで、ちょっとだけアレンジして、「サンラ商法被害者連絡会」仕様のお話にしてみましょう。


あるお金持ちの集まりで、ネコはキツネとバッタリ出会いました。ネコはニコニコしながら、キツネに話しかけます。

「こんにちは、キツネさん。このごろ獲物(えもの)がすくなくなって、お金が集まりにくくなりましたね。でもキツネさんは頭がいいから、どんなときでもうまくやっていらっしゃるんでしょうね」

するとキツネは、めんどくさそうに返事をしました。

「ぼくがうまくやっているかだって? きみは、どんなやりかたを知っているの?」

「わたしは、イヌのおまわりさんから逃げる方法をたったひとつしか知らないんです」

「どんな?」

ネコは、はずかしそうに答えました。

「もし、イヌのおまわりさんが追いかけてきたら、すぐ外国へ逃げる。それだけです」

「へー、それだけ」

キツネは、ネコをばかにしたように言います。

「ぼくは、百よりも、たくさんの法律を知ってるよ。それから、相手をワナに引っかける技もね。みんなぼくの知恵袋(ちえぶくろ)の中に入っているんだ。あわれなネコくん、ひとつ教えてあげようか?」

キツネが得意(とくい)になって、夢中(むちゅう)でしゃべっているときです。イヌのおまわりさんが令状(れいじょう)をもって、すぐそばまで来ました。

ネコは、すばやく南の島へ逃げました。これで安心、島にはたんまりとお金をかくしてあります。

「キツネさん、はやく知恵の袋を開けなきゃ!」

ネコが言ったときにはもう遅く、キツネはつかまってしまいました。

「キツネさんどうして? あっ、そうか。どのやり方にするのかまよっているうちに、つかまってしまったんだね。わたしは、ひとつしか逃げ方を知らなくて助かったよ」

ネコは、ホッとため息をつきましたとさ。

おしまい 0000076498

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〔復刻版〕童話の教訓① ずるいキツネ

〔復刻版〕童話の教訓① ずるいキツネ

2匹のネコが、ごちそうのとりあいをしていました。通りかかったキツネが声をかけます。

「けんかをしないように、ぼくが半分に分けてあげるよ」

キツネは、ごちそうをふたつに分けました。でも、片方だけ少し大きかったので、キツネはちぎって食べました。すると今度は、もうひとつのほうが大きくなってしまいました。キツネは、大きくなったほうをちぎって食べます。また、もう一方のほうが大きくなってしまいました。それをキツネは、ちぎって食べます。こうしてキツネは、ふたつのごちそうをかわりばんこに食べて、最後にはぜんぶ食べてしまったのです。


これは、イソップ物語の「ずるいキツネ」です。

http://www.portals.co.jp/isopp/zuruikitune/index.html

このお話は、「無益な争いは、第三者の私服を肥やすだけ」という教訓をあたえてくれています。誰でも、子どものころに聞いたおぼえがあるはずです。そこから教訓を学んでいれば、ずるいキツネにつままれることにはならなかったと思います。


豊かな島に流れる千の川の近くに、おてんとさまから名前をもらった小さな小さな会社があります。この会社は、とても欲ばりな、おじいさんとおばあさんが経営していました。

おじいさんは、とくいのホラを吹いて、呼びよせたヒツジたちにうそのおはなしをきかせ、空っぽのエサのバケツを中身(なかみ)がいっぱいつまったようにみせかけました。うそのおはなしをきいたヒツジたちは、たくさんのエサが食べられることをゆめみて、自分たちのたくわえをおじいさんに「とうし」という名目(めいもく)であずけます。

おじいさんとおばあさんは、みるみるうちにお金持ちになっていきました。それはそれは、とてもたくさんのお金です。ヒツジたちが、たくわえをあずけたかわりにわたされたのは、おじいさんとおばあさんの名前が書かれた紙だけでした。

おじいさんとおばあさんは、ヒツジたちのみつぎもののおかげで、大きなおうちや自動車をいくつも買い、とてもとても裕福(ゆうふく)なくらしをしていました。

ところが、何年かたつと、おじいさんとおばあさんのうそに気がつくヒツジもでてきました。おじいさんが見せていたエサのバケツが空っぽだったことを知り、「わたしがあずけたたくわえを返してください」といいだしたヒツジもいます。はじめのころ、おじいさんとおばあさんはすこしずつ、たくわえを返しました。でも、お金がすくなくなることが、もったいなくてなりません。そこで、おじいさんとおばあさんは、お金をはらえばなんでもやってくれるキツネに、ヒツジとの話し合いをたのみました。

そのキツネは、おじいさんが警察に捕まりそうになったとき、いけないやり方で、たすけてあげたこともありました。

ヒツジたちは、おじいさんとおばあさんが大好きでした。でも、あずけたたくわえを返してもらわないと、おじいさんとおばあさんの名前の書いた紙だけでは食べていけません。ヒツジたちは、ただ自分のたくわえを返してほしいだけでした。けんかは、したくありません。

ところが、ずるがしこいキツネは、おじいさん夫婦とヒツジをけんかさせるようにしむけたのです。キツネは2匹の子分をしたがえて、「たくわえを返してください」といいだしたヒツジをどなりつけて、おどかしました。いじわるもします。なにも悪いことをしていない人に、あやまらせようとしたり、罰金(ばっきん)をはらえといったこともあります。まるで、おうぼうな王様のようにふるまったのです。

そのうちキツネは、おじいさんとおばあさんをあおって、ヒツジたちの味方(みかた)をしていた村人をうったえさせました。その村人は、おじいさんとおばあさんがブラックジャーナリストと呼んでいた人です。キツネは、おじいさんとおばあさんのためにやっているようにみせかけました。でもほんとうは、おじいさんとおばあさんから、お礼のお金をたくさんもらうためです。それにキツネは、自分が悪さをしたことをみんなに知らせたブラックジャーナリストと呼ばれる村人に、うらみをはらすことにも、おじいさんとおばあさんをりようしました。

キツネからけんかをしかけられ、いじめられたヒツジたちは、おこりだしました。おじいさんとおばあさんに、だまされたといって裁判をおこしたり、警察にうったえるヒツジがでてきたのです。顔をまっ赤にしてキツネがどなるごとに、ヒツジはおこり、さわぎはどんどんおおきくなるばかりでした。そして、キツネがさわぎをおおきくしたことで、とうとう新聞やテレビのニュースになってしまったのです。

おじいさんとおばあさんは、豊かな島から逃げて、遠い南の島にかくれました。

ずるいキツネのたくらみにのせられて、ヒツジとけんかさせられたおじいさんとおばあさんは、そんばかりしました。さわぎが大きくなったことで警察からもにらまれて、お金も集められなくなりました。よその国にかくしてあったお金も、どんどんすくなくなっていきます。おじいさんはラジオの番組もなくなり、本もつくれなくなりました。いつかはテレビに出て、有名になりたいという夢も消えました。

キツネは、さわぎを大きくするだけ大きくして、自分のつごうのために、ヒツジにお金をかえすやくそくをします。けっきょくはお金はかえさなければならないのに、おじいさんとおばあさんは、ヒツジからうらまれてしまい、そのうえキツネには高いお礼のお金をはらわなければなりませんでした。

ブラックジャーナリストと呼ばれる村人との裁判にも、キツネは負けました。

おじいさん夫婦とヒツジたちをけんかさせて、とくをしたのはキツネだけでした。さわぎをおおきくすればするほど、お礼のお金をたくさんもらえます。キツネは、みるみるうちにお金持ちになり、そのお金のおかげで、べつの事件でテレビに出演し、正義の味方として有名になったのでした。

おじいさんとおばあさんは、キツネにつままれて被害を大きくしてしまいました。


ヘタな人生論より「イソップ物語」ですよ。 0000076467

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2009年5月15日 (金)

サンラ・ワールドへの公開質問状

増田俊男「サンラ商法」被害者連絡会

サンラ・ワールドへの公開質問状を公開いたします。


平成21年4月20日 
サンラ・ワールドへの公開質問状

1サンラ国際信託銀行について
平成20年から配当がない。昨年の2月14日、2ヶ月位で、遅くとも12月末までには全資産(霊園)を売却して、元利合計を一括返済するとの報告があったが、その後の報告(5月7日)で土地に対する担保が第2抵当になっていることが判ったが、その後売却ができたのか。売却しても第1抵当権利者にすべて持っていかれるのではないか。

2サンラ・コーヒーについて
江尻社長が平成18年には販売開始して秋には元利合計を出資者に返還すると約束しているが、昨年の12月10日の報告では「増田と私江尻は経営者ではなく投資家で皆さんと同じだ」といっている。社長は経営者で投資家に対して責任の持つべきでないか。経営者責任を放棄したのか。その後現地の不動産業者に販売を委託したようであるが、売れても、第1抵当はHawaiiNationaruBannk(HNB)が押さえているので、配当はあるのか。

3Arius3Dついて
今までの報告に一貫性がなくどこまで信じてよいか分からない。報告のたびに新たなトラブルがおき継続性に欠ける。TSXベンチャー証券取引所にいつ上場されるのか。今年年4月3日に「我々投資グループとの契約が成立し、後は詳細事項の取りまとめ、それは4月中ごろ」との報告があったが、その後進展があったのか。Arius3DにはMGI,SCHの資金も投入されているが、現在資金はどこで、誰が管理しているのか。また技術革新の激しい時代に10年以上前のArius3Dの技術が通用するのか。営業拠点として日本は有望であると思うが、日本のどこに営業所はあるのか。以前あった六本木の事務所はどうしたのか。

4TwoTigersFunndについて
昨年の4月24日に提案のあったハワイ改正法201章の開発許可は取ったのか。我々の投資資金を2番抵当につけたことは理解できない。このような不利な条件が事後報告となるのはどうしてか。「KBAY LLCの経営を常に監視している」と報告があったが現在の状況はどうか。最近の報告では行政当局の開発条件、住民の要望等最初に考えられなかった厳しい条件が生じているが、開発コストを考えて、撤退か中止を考えるべきでないか。

5ハワイ円ベース特月ファンドPart8について
このファンドは霊園を売却して昨年12月で元利返済して事業は終了することになっていたはずです。増田さんはPart7の返却資金を捻出するため、引き続き会員に継続を懇願していました。一部個人保証までしてPart8に資金を引き継いでいたはずだ。ところが昨年の4月の報告で土地の権利関係が複雑になっている報告がありました。そのため現金化できなくなっているのが実情です。金利どころか元本さえ回収できないのではないか。

6ハワイ不動産貸付債権ファンドについて
昨年の3月31日に13%の配当があるはずでしたが、その後4月8日の報告で貸付先の複雑な事情を後で知る。報告にある昨年の10月4日の競売は不動産不況で売却不可能との報告があったが、今後の売却予定はいつか。               以上

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